エスパルスを絶対 J1に戻そう 2024年集会意見書
エスパルスは、過去5シーズンで7人の監督が交代しました。
1年間やり通した監督がいません。
大熊GMが来てからは、これらが顕著になってきました。
大熊さんは、次から次へと自分の知り合いの監督を連れきました。
サッカースタイルは、監督におまかせですから、ころころと変わる戦術によって、選手、 チームが混乱し、成績が良くないのも当然です。
2022年に2回目のJ2に降格しましたが、この時、大熊さんは、なぜ責任を取って辞任しないのか疑問でした。それから2年もやっていました。本当に不思議です。
前々から、エスパルスには、明確なビジョン、長期的なビジョンが無いと云われていましたが、昨年の新体制発表会見で、クラブから「エスパルス ビジョン 2027」と云う指針が示されました。
この指針では、三つの柱を掲げています。
一つ目は「強い育成型クラブの再建」二つ目は「地域・ファン・パートナーとの強固な関係構築」三つ目は「強固で安定的な経営基盤の構築」です。
また、この指針に加え、ビジネス目標として、2023年にJ2チャンピオン。2025年にカップ戦優勝。2027年にJ1優勝を掲げています。
この目標は、初年度から出鼻をくじかれてしまいました。
指針の一つ目「強い育成型クラブの再建」ですが、トップチームに入ってきた若手選手の育成は、やっていると云えません。
昨年は、ユース、高校、大学から加わった6人の内、リーグ戦に出たのは2人だけです。それも2人合わせて2試合で46分間だけです。
また、昨シーズンは、5人が出場機会を求め期限付き移籍をしています。
これについては、大熊さんが連れてきたピカチュウを始めとした結果が出ない外国人 選手が沢山いたことから、新人の出場機会は、無いも同然でした。
これでは、エスパルスに入りたいと思う選手は、いなくなります。
今シーズンは、抜けた選手に代わり、新しい選手がエスパルスに来てくれました。
できたばかりのエスパルスで活躍し、現在はフロンターレ強化部スカウトの向島さんが、 こう話しています。
「獲りたい選手はスカウト陣が一番観ている。フロンターレでサッカーをやりたいと云う選手を獲る。チームメートに文句を云う選手は獲らない」また、こうも云っています。
「フロンターレには、こういうサッカーをやるんだというビジョン・戦術があり、それに合った選手を獲る。そのためには、何か武器を持っている選手を獲り、チームで長く活躍してくれるようにしっかり育てる」と。
今の清水には、自分達のビジョン・形がありますか。選手をしっかり育てていますか。
まずはチームとしてどういうサッカーを目指すのかしっかり追及すべきだと思います。
指針の二つ目の内、パートナーとの強固な関係構築ができているか疑問です。
一昨年ですか。静岡新聞に企業約400社が異例の広告を2回に亘って載せましたが、あの広告は誰に対してですか?
地域の人たちへの応援の呼びかけですか?
エスパルスの監督、選手に対しての叱咤激励ですか?
私はこの広告は、エスパルスが本来進むべき道筋を外しているフロントに対してではないかと思っています。
私は「エスパルスのサポーターはJリーグのクラブの中でも特に熱い応援の集団」だと思っています。
清水は、昨年J2で戦ってきましたが、遠くのスタジアムでも沢山のサポータ一がかけつけ、その清水と対戦するホームスタジアムの多くが、最多入場者数を更新しています。
2022年にJ2に降格した時は、「落ちるべくして落ちた」と思っていますが、今回は、手の中にあったJ1行きの切符を水戸で落とし、国立でも落としてしまいました。
それだけにショック・ダメージが大きく、私は、エスパルス関係の新聞、テレビ、ネットは、年内、ほとんど、見られませんでした。
山室社長は、「エスパルスは、今まで、あぐらをかいていた」と云いましたが、私には、まだ、あぐらをかいているように見えます。
清水は昔からのサッカー処で、チームが強くても弱くても、それなりに選手を応援し、それなりにお客も入ります。
だからと言って、サポーターを軽く見ないでください。
エスパルスを私物化しないでください。
エスパルスは、俺らの町のチームです。
昨年もサポーターズミーティング無し。ホーム最終節では、一緒に戦ったサポーターに対しての社長挨拶もなし。J1復帰出来なかったことに対しての詫びもほんのわずか、それも画面越し。何事も無かったように穏便に・・です。
クラブは、サポーターと顔を突き合せ、話をする場を提供してくれません。
ファン・サポーターの意見が云えるようなサイトもありません。
これらは、社長の考えですか。会長の考えですか。 このようなことから、「ファンとの強固な関係構築」は、全くありません。
「エスパルス ビジョン 2027」 は、絵に描いた餅、ただの空想の世界だと思います。
最後に、エスパルスは、市民クラブとしてJリーグ初年度から入ったオリジナル10です。地元出身選手を中心に歴史を築いてきました。
昨シーズンは、エスパルス31年目の歴史の中で、J2リーグ4位と云う史上最低の成績で したが、今シーズンこそは、エスパルスの逆襲が始まることを期待しています。